2016年度神奈川県ベスト育児制度賞

2016年度神奈川県ベスト育児制度賞

受賞団体

トランタンネットワーク新聞社 お母さん大学

受賞制度

お母さん大学「百万母力プロジェクト」
母親たちが「お母さん業界新聞」(紙+WEB+リアル)で日々の出来事や思いを発信。交流、共感する事で母である喜びや子育ての素晴しさを学び合う制度。お母さん大学生は100%笑顔に!

お母さん大学「百万母力プロジェクト」

【コメント】
数ある子育て支援制度の中、「お母さん大学」の価値を評価してくださるこのたびの受賞、大変光栄に存じます。
「子育て支援」という言葉がない時代から、「お母さんの笑顔」をテーマに、新聞づくりをはじめイベントやまちづくり、保育事業などを展開し、まもなく30年になります。現代は、子育ての負担を軽減するモノやサービス、情報に溢れ、多くの母親がその恩恵にあずかっていて、ありがたいことだと思います。けれどもその一方で、大切なものが失われつつあることを感じずにはいられません。
これほど便利で豊かな社会であるにもかかわらず、虐待は後を絶たず、少子化に歯止めがきかない現状の中、唯一、これを救えるのは「母力(ぼりき)ネットワーク」しかないと思っています。
子どもを産み育てるお母さんは、未来をつくる人。子育ては大変で当たり前、でも何より大切で素敵な仕事です。日本中のお母さんに、そしてすべての人に「お母さんはスゴイ!」「子育ては大事業」と伝え、母力を上げ、お母さんの笑顔いっぱいの地域をつくること。それがお母さん大学の役目です。お母さん大学の先生はわが子。キャンパスは家庭と地域です。お母さんがわが子をよく見て、子どもの素晴らしさに気づいたら。そして、地域をつくるのは自身であることに気づいたら、子育てが変わり、生き方が変わります。テキストと呼ばれる「お母さん業界新聞」は、母親たちの思いでつくられた「お母さん」に偏った新聞です。新聞を読めば、たちまち心がほんわかし、目の前のわが子はもとより、隣の子、地域の子、日本中、世界中の子どもたちの幸せを願わずにいられません。
お母さんが笑顔になれば、子どももお父さんも笑顔に。そして地域が元気になります。お母さん大学は老若男女共学。1人の力は小さいけれど、100万人のお母さんが繋がれば「百万母力」になります。
この情報に出会い、共感してくださった皆様とも、できたらご一緒に、日本中にお母さんの笑顔を広げる「お母さん大学~百万母力プロジェクト」を推進し、子育てに夢が描ける社会をつくっていけたらと思います。

【選考理由】
子どもが産まれて母になる。お母さんは誰もが子育て初心者です。「お母さん大学」には子育て1年生のお母さんから、子育て卒業のお母さんまで幅広く参加しており、子育て相談の場や、お母さんが楽しめるレクリエーションの場があります。近年、母親の育児孤立による育児ノイローゼやネグレクトが社会問題になっています。大きな要因としては、相談場所や楽しめる居場所がないということ。この取り組みは全国の母親の育児孤立問題に対し大変有益であり、世に広く認知されるべきと判断し、表彰させていただきました。