男性の育休取得へ!企業への支援で育休を後押し!

2016/02/10

平成28年度に男性社員の育児休業取得を後押しする「出生時両立支援助成金(仮)」を設けると政府が発表しました。厚生労働省の調べでは、約3割の男性が育休取得を望むものの、実際の取得率は2.3%にとどまっているそうです。男性が育休を取得することで、出産後の女性の就業継続や少子化の後押しに繋がります。

施行予定の本制度では、過去3年内に男性の育休取得者がいなかった企業を対象に、1人目の取得者が出れば中小企業(300人未満)は60万円、大企業は30万円、2人目以降は一律15万円の支給があるようです。配偶者の出産から8週間以内に中小企業で5日以上、大企業で2週間以上の休業を取ることが条件とされ、1企業につき年度で1人を限定とし、助成期間は5年間限定の予定です。

大企業では部下の育休取得を後押しする「イクボス」と呼ばれる上司も増えてます。男性議員や芸能人の育休取得によって徐々に認知が広まるなか、中小企業では育休への理解が進んでいないのが現状です。この制度の認知度が高まり、より多くの企業で育休を取得しやすくなればいいですね。



[筆者]
育児助成金白書事務局
育児制度アドバイザー
高橋智也