2022年度山口県ベスト育児制度賞

2022年度山口県ベスト育児制度賞

受賞団体

特定非営利活動法人あっと

特定非営利活動法人あっと

受賞制度

ママドラフト会議® in 山口
「ママドラフト会議® in 山口」は、新しい就活準備講座「リステッププログラム」で学んだ女性と、女性のための雇用を創出・検討する企業が出会うミートアップイベントです。

【コメント】
この度は、「ベスト育児制度賞」を授与していただき誠にありがとうございます。

この事業は、当法人が運営している地域子育て支援拠点で多くの母親と接する中で、子育てによる時間的制約により、働く意欲があるにも関わらずキャリアの継続を諦めざるを得なかったり、再就職することが困難、といった社会的な問題が、子育ての負担や不安、孤立感が高まる原因のひとつになっていることに対する解決策として始めた事業で、子育て前の社会人経験や資格に子育て経験で得た能力をプラスした女性たちが、多様で柔軟な働き方により自分らしく働くことができる社会になれば、子育てする女性にとっても、社会にとってもよい効果が生まれるのではないか、という想いから始めました。

ただほとんどの女性達が子育ての両立不安や離職のブランクによる不安で具体的な就職活動を行っていない状況ということから、「ママドラフト会議」前に就活準備講座「リステッププログラム」を実施し、学びと子育て支援をベースとした寄り添い型の伴走支援で、自分がやりたいこと、大切にしたいことを見つめなおし仲間と一緒に学びあいながらステップアップし、安心してドラフト会議に参加できる仕組みづくりに力を入れました。

このような事前プログラムで、共に子育てをしながら就活する仲間づくりと意欲喚起を行うことにより、2020年度に始まった「ママドラフト会議® in 山口」は3年間で157名が参加し104名の女性たちが自分らしい働き方を見つけることができました。今年度も84名の女性達がドラフト会議参加に向けた事前講座を受講しています。また受講者が伴走支援者として支える側に回るなど、ピアサポーターも増えてきました。

この賞を励みに、「子育てがハンデでなくアドバンテージになる社会」を目指し、子育て支援、就労支援、両立支援、女性の活躍支援を横断した支援が行えるよう、スタッフ一同今後も自己研鑽して参ります。

この度は本当にありがとうございました。

【選考理由】
タイトルがわかりやすい。自己肯定感の高いママたちは子育てにも好影響を与えると評価しました。