育児休業明けに時短勤務をする労働者に対し、賃金の10%を給付する制度です
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育児で時短勤務 賃金1割給付
2023年11月28日:厚生労働省は、育児休業明けに時短勤務をする労働者に対し、賃金の1割を給付する方向で検討に入りました。
育児で時短勤務 賃金1割給付 内容は?
育児休業明けに時短勤務をする労働者に対し、賃金の1割を給付する制度です。
時短勤務で収入が下がる家庭を経済的に支え、子育てしやすい環境を整えるのが狙いです。
他にも、こども家庭庁が2023年6月13日に発表した「育児期を通じた柔軟な働き方の推進~利用しやすい柔軟な制度へ~」の内容もイクハクでは掲載しています。 「育児期に柔軟な働き方を推進する制度」のページをご覧ください。育児で時短勤務 賃金1割給付 対象者は?
対象は雇用保険に加入し、2歳未満の子どもを育てるために時短勤務を選び、収入が低下した人となります。 対象となる時短勤務の労働時間や日数に制限は設けない意向のようです。
育児で時短勤務 賃金1割給付 いつから?
2025年度から開始する予定です。 詳細がわかり次第お伝えするようにします。
育児で時短勤務 賃金1割給付 実施理由は?
育児のために時短勤務制度を利用する人は、女性の正社員の半数を占める実態から、 時短勤務時には賃金がフルタイム時代に比べて低下する傾向にあり、給付制度を設けることで生計を支援することが目的です。 一方で、時短勤務を選択することで出世ラインなどから外れてしまうことがないよう、給付する水準を低く抑え、キャリア形成を阻害しない制度としたい意向を持っています。
Written by 土田 成人
サンスターで36年間勤務。マーケティングに従事した経験を活かし、国の制度や知りたいことをわかりやすくお伝えします!