世帯主とは

世帯主

世帯主について分かりやすく解説。現状の世帯主を調べる方法や、世帯主の役割や意味、世帯主の変更の仕方などをまとめました。

世帯主とは

世帯主とは、住民票に記載されている世帯を代表する人のことです。一般的には世帯の主な生計を担っている立場の方が世帯主となりますが、15歳以上でその世帯に属している人であれば誰でもなることができます。
世帯についてはこちらで分かりやすく説明していますのでご参考に。

現状の世帯主を調べる方法

現状の世帯主の調べ方は、あなたの住民票を見ることで分かります。住民票は住民登録している地域の役所で取得することが出来ますが、マイナンバーカードをお持ちの方はコンビニやマイナポータルで確認することも可能です。
注意点として住民票の写しを請求する場合、「世帯主との続柄」や本籍地の明記、戸籍筆頭者の記載の有無などを選ぶようになっていますので、世帯主との続柄が明記されているものを選んで請求しましょう。発行された住民票を見て、続柄という欄に世帯主と記されている方が世帯主となります。

世帯主との続柄(つづきがら)

世帯主との続柄とは、世帯主から見た世帯員のそれぞれの立場のことを言います。世帯主が夫の場合、夫は「本人」。配偶者は「妻」で子どもは「子」。孫は「子の子」と表記されます。
また世帯主から見て親族関係にない方や、同棲している方は「同居人」という続柄になります。
詳しい書き方は次の世帯主との続柄早見表をご覧ください。

世帯主との続柄早見表

「世帯主」についてわかりやすい動画にしましたのでご覧になってください。

世帯主変更

世帯主は住民票がある役所に世帯主変更届(住民異動届)を提出をすることで変更することができます。変更の方法やどういうときに変更するのかを分かりやすく説明します。

世帯主変更の手続き

世帯主の変更を行うには、役所に世帯主変更届(住民移動届)を提出します。用紙は役所もしくは気の利いた自治体であればサイトからダウンロードできますので、プリントアウトして記入しましょう。

【役所への持参物】
・窓口へ行く本人確認書類(マイナンバーカード or 運転免許証 or パスポート or 健康保険証)
・世帯変更届(住民移動届)
・国民健康保険証※加入されている場合
・印鑑
※代理人が行かれる場合は委任状が必要です。
※届け出期日は、変更が生じた日の翌日を1日として14日以内となります。

どんな場合に世帯主を変更する?

世帯主が転出、転居、死亡した時や、世帯分離などで世帯主が変わった場合に世帯主を変更します。
世帯分離についてはこちらで詳しく説明していますのでご参考に。

世帯主のよくある質問

一人暮らしの場合、世帯主は?

ひとり暮らしで生計を立てている場合、その方が世帯主となります。

実家で親と同居の場合の世帯主は?

世帯主は申請すれば誰でもなれます。実家で同居しているからと言って定まっている訳ではありませんので分からない場合は住民票で確認してみてください。

結婚の際、世帯主をどちらにするか迷っています。

本来どちらでも世帯主になれます。その場合、どちらを世帯主にする方がメリットあるかで考える方が多いようです。
例えば、職場の福利厚生で住宅手当や家賃補助は世帯主が支給対象となる場合が多いので、夫の会社が手厚い場合は夫を世帯主としたり。逆パターンもありますよね。
ライフスタイルと双方の職場環境に応じて世帯主を決めるといいでしょう。

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育児制度アドバイザー安木 麻貴

Written by 安木 麻貴

(一社)日本子育て制度機構 / 育児制度アドバイザー
誰も教えてくれない子育て支援制度を分かりやすく子育て世帯に伝えています。高校・大学での講話やyoutubeでも。