創設者挨拶

今野 由梨(こんの ゆり)様

一般社団法人
日本子育て制度機構 理事
育児助成金白書 事務局長

株式会社luft 代表取締役
浜辺拡臣

育児助成金白書の創設母体はWEBの制作・運営会社(株式会社)です。子どもの悲惨なニュースを減らすために、私たちにできる最大限のことを模索し、辿り着いたのが「育児助成金白書」 (以下、イクハク)です。
イクハクは、私たちの「困っている子どもと親(保護者)を笑顔にしよう」の理念に賛同していただいている企業スポンサー様にご支援いただいて運営しています。

イクハクをはじめたきっかけ

今でこそ、全ての親(保護者)を対象に制度や窓口をご紹介していますが、始めたきっかけは虐待で命を失う子どもを減らしたいという気持ちからスタートしました。
子どもは、親のみならず、脈々と受け継がれた生命の結晶です。その宝を親自身が絶ってしまうということはどんな理由があろうと、決してあってはならないことです。
そうさせないための方法や知識をこのイクハクを通じて伝えることができればと願っています。

民間企業でなければ、保護者に伝わらない

面倒で難しい「制度」や「窓口」という言葉は私自身も大変苦手です。でも、大半の方がそう思われているのではないでしょうか。これをイクハクでは「用語集」や「制度を受けるまでの体験記」「動画解説」を用いて、保護者に一般の目線から分かりやすく伝えています。
当初、私はこの業務は行政がすべきことでは?と思っていました。ですが、国・都道府県・市区町村・けんぽ・NPO・民間の制度をまとめて伝えることは難しく、表現も普段使い慣れている言葉から遠い言い回しになってしまい、本当に制度が必要な方に届いていません。ただ、これはある意味社会の構造上、仕方のないことだと思っています。

2016年初旬、マイノリティーな環境で妊娠し、子どもを産みたいが出産費用が賄えずやむなく中絶を考えているとの相談をメールで受けました。こちらから制度をお教えするも、該当役所はそんな制度ないの一点張り。直接役所に連絡したり、依頼者様と窓口とを何度も往復していただきまして、ようやく解決。
半年以上かかりましたが、2016年7月に無事女の子が生まれました。

ご本人から長文の感謝のメールをいただいた際、本当にやっていてよかったと思うと同時にイクハクが救えるんだという確かな実感を感じました。ただ、制度や窓口が必要な保護者は一握りのようなイメージがありますが、病気、引っ越し、買い物、教育、子どもの一時預かりの制度など身近なものも多く存在します。
制度を保護者の方に知っていただき、多くの選択肢を持ってもらえるよう、これからも尽力して参ります。

制度や窓口が「ある」ことを伝えるイクハクスクール

2017年初旬に全国でも類を見ない程の大規模な「子どもの生活に関する実態調査」が大阪府で行われました。結果、支援すべき家庭に制度が届いていないという問題が明らかになりました。イクハクも2016年に独自アンケートを実施。同様の結果が出ております。

それを受け、2016年11月より、大阪市中央区役所にてイクハクスクールという直接、保護者に学んでいただくスクール活動を毎月実施しています。これは、詳しい内容を教えるというより、まず制度が「ある」ことを楽しくお伝えしています。楽しくないと人は集まりません。くだけないと人は聞いてくれません。イクハク事務局がある、大阪府は虐待致死率が全国でワースト1ということもあり、講師は民間の方を研修し、ボランティアで実施していただいています。

バーのマスターや美容師、主婦など様々な方が講師となり、自身の言葉で保護者に伝えていただいています。
詳しく制度を知りたい方は、ぜひスクールティーチャーの研修を受けてください。人の前で話すの苦手・・・という方は講師になる必要はありません。身近なママ友に学んだことを教えてあげてください。きっと感謝されますよ!

スクールの内容は、明日から使えるような超実践的な内容です。協議を重ねてようやく大阪府内の市町村での実施が決定しました。先だって、事業連携協定を結んでいただいた大阪府様にはこの場を借りて感謝申し上げます。

さいごに

これまで制度や相談窓口は、学校や社会で教えられるわけでもなく自分で調べるものでした。 行政もできるだけ分かりやすく伝えようと努力していますが、年々複雑になっており保護者には届いていない現状です。 各行政が母子手帳交付時などに発行している「子育て便利帳」的なパンフレット。これですら、親にとっては一部の制度・窓口しか紹介されていないことをどうか知ってください。 イクハクは制度・窓口を受け手目線で紹介する日本唯一のコンテンツです。ママ・パパの皆さん、イクハクを通じてまず制度を知ってみませんか。細かいところまで詳しく覚える必要はありません。
そういう制度があるということだけ知ってもらえれば、必要な時に聞くこと、調べることができます。 これからも、子どもと保護者のお役に立てることを願っています。