母子手帳といっしょに使ってね。小さく生まれたお子さんのためのハンドブックです
- 保育・教育
リトルベビーハンドブック
日本の赤ちゃんの出生時の平均体重は約3㎏、平均身長は約50cmです。
しかし2019年の統計では全体の9.4%の赤ちゃんが2.5㎏未満、1.0㎏未満の赤ちゃんも0.3%(全国で2600人以上)いました。一般に配布される母子健康手帳の発育曲線グラフの体重は1㎏から、身長は40cmからです。体重や身長を書こうと思ったら目盛りがありません。保護者は出生時の体重が書けて、リトルベビーハンドブックでは体重の目盛りのスタートは0からです。
子供の成長に合わせた記載が可能です。
また子育ての先輩からの温かいメッセージも書かれています。NICU(新生児集中治療室)入院中の情報を職員等が書き込んだり、退院後は地域の助産師が産後ケア、保健師が家庭訪問や乳児検診等に活用したり、かかりつけ以外の医師が経過を確認できるようにしています。リトルベビーハンドブックがあることにより、広く医療機関や地域保健機関が、情報を共有できるようになります。また、困ったときの相談先などの情報もまとまっており、できるだけ早期から寄り添いネットワークにコンタクトできることも大きな目的の一つです。
以下の地域で採用されており、各県のHPでリトルベビーハンドブックの全ページがご覧いただけます。
静岡県
岐阜県
福岡県
広島県
愛知県
佐賀県
福島県
山梨県
神奈川県
埼玉県
北海道
島根
長崎リトルベビーハンドブック よくある質問
リトルベビーハンドブックはどこで配布されますか?
リトルベビーハンドブックは、主にNICU(新生児集中治療管理室)のある医療機関で配布されています。
また、地域によっては、市町村の母子保健担当課や子育て世代包括支援センターなどで配布されている場合もあります。
お問い合わせはお住まいの自治体の母子保健担当課へ連絡してみてください。どのような人がリトルベビーハンドブックをもらえますか?
リトルベビーハンドブックは、低出生体重児やその家族を対象に配布されている育児手帳です。
ハンドブックをもらう対象となる方は、①出生体重が1,500g未満のお子さまとその保護者②ハンドブックを希望される方になります。
Written by 土田 成人
サンスターで36年間勤務。マーケティングに従事した経験を活かし、国の制度や知りたいことをわかりやすくお伝えします!