2018年度山梨県ベスト育児制度賞

2018年度山梨県ベスト育児制度賞

受賞団体

認定特定非営利活動法人 フードバンク山梨

受賞制度

乳幼児応援プロジェクト
ミルクやおむつが不足した経験のある乳幼児がいる世帯を対象に、食品・ミルク・おむつの配布と共に、様々な団体と連携し、親子が楽しめるイベントを実施するプロジェクトです。

乳幼児応援プロジェクト

【コメント】
この度は素晴らしい賞をいただき、ありがとうございます。
当法人は、生活に困窮され支援を必要としている方へ、企業や家庭から無償でいただいた食品を無償でお届けする『食のセーフティネット事業』を2011年から実施し、2015年からは、夏休みなど長期休暇にお子さんのいるご家庭を集中的に支援する『フードバンクこども支援プロジェクト』に取り組んでいます。
その中で、当法人が食料支援利用者に行ったアンケート調査(2017年)では、約3割の回答者が、子どもが乳幼児期から困窮していたと回答し、「ミルクを薄めて飲ませた」「おむつの交換回数を減らした」などの厳しい現実が明らかになりました。乳幼児期から既に格差があることを痛感し、翌年2018年10月に食品・ミルク・おむつの配布と共に、医師会や歯科衛生士会、弁護士会、助産師会、子育て支援センターなど様々な団体と連携し、健康相談や歯科相談、法律相談やこどもが楽しめるイベントなどを実施する「乳幼児応援プロジェクト」を全国で初めて開催しました。2019年4月には第2回目を開催し、遠方地域には直接食品、ミルク、おむつを配布する「ミルク・おむつキャラバン」も実施し、76人の親子を支援しました。
フードバンク山梨は、これからも全ての子ども達の未来を応援するために活動をしていきますので、よろしくお願いいたします。

【選考理由】
乳幼児を抱えた早期のケアに着目し、食の支援だけでなく、医師会・弁護士会と連携して、健康相談、法律相談等、多面的にケアされようとしている点が優れたプロジェクトで、好評でした。