2020年度鹿児島県ベスト育児制度賞

2020年度鹿児島県ベスト育児制度賞

受賞団体

そらのまちほいくえん

受賞制度

そらのまちほいくえん
『こどもたちの親友でありたい』 子どもも大人も日々の暮らしのなかで、学び合いや響き合いがある場所です。食べることを真ん中に、生きる力を育む保育園です。

そらのまちほいくえん

【コメント】
このたびは、素敵な賞をいただき、誠にありがとうございます。
南九州最大の繁華街、天文館にて、多様な人が交わり、子ども達の生きる力が育まれる場として保育園を運営しています。
日ごろのお散歩や、毎月行っているゴミ拾い活動を通して、地域の方々と会話を交わしたり、近所のお花屋さんがフラワーアレンジメントの先生になって、子ども達に教えてくれたりします。
子ども達は、包丁はもちろん、火を使って炒め物をしたり、油を使って揚げ物を保育園の中で行うのですが、その料理の材料を、地域の八百屋さんや乾物屋さんへ行って、自分たちで買うこともしています。
また、それらの食育活動をもとに、姉妹園と共同で書籍にした「ひより食堂へようこそ 小学校にあがるまでに身に付けたいお料理の基本」は、グッドデザイン賞やキッズデザイン賞にて、どちらも経済産業大臣賞受賞などの評価を受けています。
保育園に併設するお惣菜屋さんには、忙しい商店街のお店の方々や、保護者さんがお迎えのついでに買って帰られます。保護者さんからは、便利だし、安心して帰るので助かるとの声を頂きます。地域のみなさんとも同じ釜の飯を食う仲間になれる場になっています。

【選考理由】
地域のなかに保育園を開いていくということは親も子が地域に根付くきっかけになると思われます。忙しい家庭にとって保育所で帰りにお惣菜を利用できるということが便利で、視点が新しく、子育ての応援・地域振興につながると評価させていただきました。