2022年度長野県ベスト育児制度賞
受賞団体
長野市 こども未来部 こども総合支援センター
受賞制度
こども総合支援センター「あのえっと」
子どもに関わるあらゆる相談に対応し、相談の内容により関係機関につないだり連携支援等の調整を行います。ひとりで悩まずにまずは「あのえっと」にご相談ください。
【コメント】
子どもに関わる相談窓口は多数ありますが、どこに相談したらいいのか分かりにくいこともあります。このような状況に対応するため、令和4年度に、子どもに関わる悩みや困りごとの相談の入り口として、長野市こども総合支援センターを設置しました。相談先に迷う場合はまずご相談いただき、相談内容により、制度をご紹介したり、関係機関と情報共有、連携支援等を行っています。
設置にあたり、周知のためのチラシを市内の小・中学生に配布し、同時にセンターの愛称を募集したところ、820点の応募をいただきました。その中から愛称は、小学2年生の女の子が考えてくれた「あのえっと」に決定しました。「あのえっと」を考えた理由は、相談するときは緊張してしまい、最初に出る言葉が「あの~」や「えっと」だからと説明してくれました。
設置1年目は、育児全般、発達関係、学校関係、不登校、家族関係等 1,203件の相談をお受けし、そのうちの367件については、関係機関と連携支援等を行いました。相談のはじめは緊張したり勇気が要るかもしれませんが、相談が進むうちにリラックスしてお話ができ、困りごとについて頼りになる存在でありたいと考えています。
今後も、子どもや子どもに関わる全ての皆さんの悩みに寄り添い、継続した支援を行ってまいります。
長野市こども総合支援センター「あのえっと」の取組に目を留めていただき、ありがとうございました。
【選考理由】
施設のネーミング採用で、小学校2年の女の子が応募した「あのえっと」に決まり、愛称については、緊張して話しかけるときに出る「あの」と「えっと」を組み合わせた言葉を選んだことにほのぼのしました。子どもの自主性や気持ちに寄り添うサポートを期待する点を評価いたしました。