3世代同居にお得なタイミング♪地方でも助成が出てきています

2016/06/06

今年から、3世代で住むことを支援するため、建築費やリフォーム費などの助成が国全体でなされています。親世代と同居することで介護や子育ての面で互いに助け合えるというメリットがありますが、そんな中、地域単位でも更なる助成を始めるところが出てきています。

山口県は今月、「やまぐち三世代同居・近居推進協議会」を設立しました。県内で新たに3世代が同居するか、近く(2キロ圏内)に住む世帯を対象に、引っ越しの料金や住宅ローン金利において割引や優遇をします。住宅関連の補助は、6月以降に改築などを契約し来年3月までに同居や近居を始める世帯が対象で、50万~100万円の補助が受けられます。応募は今月中で、希望が30戸を超えた場合は抽選だということです。

また、香川県高松市でも「子育て世代親元近居等支援事業」が7月から始まります。助成対象は小学生以下の子供がいる世帯で、親世帯と同じ小学校区内に引っ越しをする際に転居費用の2分の1か10万円(県外からは20万円)のいずれか低い金額を助成されるというものです。親世帯が子育て世帯の近くに引っ越しをする場合も対象となります。こちらも助成件数が決まっており、先着順で県内からの転居が50件、県外からが25件を予定しています。

内閣府の意識調査では、国民の約5割が「3世代の同居や近居」を理想の住まいに挙げていますが、2010年の国勢調査では3世代での同居率は全国平均9.7%です。いずれ3世代で住む予定がある家庭は、このような施策があるタイミングで住居購入に踏み出すのもいいかもしれませんね。


[筆者]
育児助成金白書
浜辺絵吏