高校無償化を受けられなかった世帯に対し、高校生等臨時支援金が給付されます
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【今年限定】高校生等臨時支援金とは?年収910万円超の世帯も対象|申請方法・支援額を解説
今年から、高校無償化が始まりましたね。しかし、今年度がスタートした当初は、世帯年収が910万円以上の高校生のいる世帯は所得制限があって、高校無償化を受けることができませんでした。この所得制限が先日撤廃されたことから、受け取っていない年収910万円以上の世帯に対して、国公立私立とも所得制限なく11万8800円の臨時支援金が支給されることになりました。
その他の高校で受けられる支援制度を知りたい方は以下をご覧ください。目次高校生等臨時支援金とは?
「高校生等臨時支援金」とは、2025年度の高校無償化制度の拡充にともない、これまで支援を受けられなかった世帯にも新たに設けられた制度です。特に、年収910万円以上の世帯を対象とし、所得制限なしで高校生1人あたり11万8800円が支給されます。国公立・私立問わず対象で、今年度限定の臨時措置です。
高校無償化(高等学校等就学支援金制度)について詳しくはこちら支援金の内容を短時間動画にまとめました(02:28)
高校生等臨時支援金の対象者|どんな世帯に支給?
この支援金の対象となるのは、以下の条件全てにあてはまる世帯です
・2025年4月1日時点で高校に在籍している生徒のいる世帯
・2024年度に年収910万円を超えていたため「高等学校等就学支援金制度」の対象外だった世帯
※国公立・私立問わず、高等学校に通う全日制・定時制・通信制の生徒を含みます支給金額はいくら?
支給額は高校生1人あたり11万8800円(年額)です。
この金額は高校無償化と言われている「高等学校等就学支援金制度」と同等の金額で設定されており、授業料の一部をカバーすることを目的としています。高校生等臨時支援金の申請方法
基本的には、マイナンバーを活用したオンライン申請が原則となっています。ただし、申請方法は都道府県ごとに異なる場合があります。
申請にあたってのポイントを以下にまとめました
・2025年7月ごろまでに学校から案内が届く予定
・自治体が口座情報を把握している場合は、申請不要で自動振込のケースもあり
・引っ越しなどで情報が自治体に届いていない場合は、本人による申請が必要
・締切日は自治体によって異なるが、早いところでは9月末締切の場合も!よくある質問|Q&A
私立高校でも対象になりますか?
はい、国公立・私立を問わず対象です。
申請しないと支給されない?
自治体によって異なりますが、基本的には申請が必要です。自動で振り込まれるケースもありますが、案内が届いたら内容を確認してください。
うちが対象か不安です。どうすれば?
学校からの案内や、自治体の公式サイトに記載されている対象条件を確認しましょう。不明点があれば学校に直接問い合わせるのが確実です。
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Written by 安木 麻貴
社会福祉士。行政窓口での相談員経験や、ひとり親家庭を支援する当事者団体でも現在活動中。特に子育て支援制度に精通し、「イクハク」執筆・監修者として、制度情報の正確な発信に取り組む。YouTubeやTikTokでは、最新の給付金や支援制度を分かりやすく解説し、保護者目線での配信内容が多くの子育て世帯から信頼を得ている。