10月21日の高市首相の会見で、全国民へ2万円の給付金・子どもに対しては2万円上乗せの1人4万円の給付金案は見送る(実施しない)と発表されました
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【見送り決定】国民一律2万円、子ども1人あたり4万円給付金【2025年】
2025年10月21日、総理大臣となられた高市首相は国民一律2万円、子ども1人あたり4万円給付金を見送る(実施しない)と会見で正式に発表されました。
※また同時に発表された、非課税世帯に1人4万円を詳しく知りたい方は、専用ページ:【2025年】住民税非課税世帯に1人4万円給付金 | 対象・申請方法・時期まとめを設けましたのでこちらをご覧ください。目次国民一律2万円、子ども1人あたり4万円給付金とは
2025年6月、政府はすべての国民を対象に、1人あたり2万円の現金を給付する制度を参院選の公約として打ち出しました。
さらに、子どもについては、1人あたり4万円(2万円上乗せ)が支給されるというものでしたが、10月21日に見送りが決定しました。動画で最新情報を解説
この制度の最新情報を動画で短くまとめました(01:28)
最新情報 | 報道各社やSNSの反応
10月21日の高市首相の会見で国民一律2万円の給付案は、実施しないと正式に発表されました。理由としては、夏の参院選で公約に掲げていた与党が惨敗したことで、国民の信任を得られなかったと判断したということです。「給付付き税額控除」などについては引き続き協議を重ねていく方針とのことです。
●イクハクSNSコメント欄より
- 【YouTube】生活苦しんでる人を助けるのに早いのは給付金です。減税は1年位掛かるので、先ずは給付金が1番有難いです。周りの皆さんも話してますので1日も早く給付金お願い致します。
- 【TikTok】やらないでしょう。公約は守らないと言っていたから。
- 【TikTok】また、ガソリン税とか、色んな問題は先送り!何年もそう!各党とは、話ししたけど、先送りでしょ!民間企業なら、先送り?なんて、出来ない!政治屋は、先送りしても、給料等支給!変な日本。
- 【TikTok】言った事は素速く進めてほしいです。あるとないとじゃだいぶん違います。
- 【TikTok】なんで?財源は、納税分の、上振れ部分だろう?なら、実現可能では?
- 【TikTok】票集めじゃないなら、やるでしょ。やらなきゃ、票集めるためだけに言うたことになるし、そうじゃないって言うてなかったっけ??
制度の背景
今回の現金給付は、物価高騰への緊急対策として、政府・与党が2025年夏の参議院選挙の公約の柱として打ち出したものです。背景には、円安やエネルギー価格の高騰、生活必需品の値上がりによって、全国的に生活が苦しくなっている家庭が増えているという現状があります。
特に影響を受けやすい子育て世帯や住民税非課税世帯を手厚く支援することで、家計への直接的な補填と地域経済の 下支えを狙っています。また、今回の給付は、国の税収が想定より増加することが見込まれおり、その税収を財源に充て「国民への還元措置」としての意味合いも強いのが特徴です。給付金の対象者 | だれがもらえる?
対象者は国民全員の予定でしたが、見送りが決定しました。
給付金の金額 | いくらもらえる?
以下の予定でしたが、見送りとなりました。
すべての国民に一律 1人2万円
子ども(18歳以下)には追加で+2万円 → 合計4万円
住民税非課税世帯の人も+2万円 → 合計4万円
※子どもとは0歳~18歳までのことです。
※住民税非課税世帯の子どもは1人4万円です。
主な給付例を次のセクションで2パターンご紹介します。父・母・子ども2人の場合
下の図のように、父(2万円)・母(2万円)・子ども(4万円)・子ども(4万円)の計12万円の支給になります。
住民税非課税世帯で父・母・子ども2人の場合
下の図のように、父(4万円)・母(4万円)・子ども(4万円)・子ども(4万円)の計16万円の支給になります。
支給額シミュレーション表
住民税非課税世帯の調べ方 | セルフチェック
住民税非課税世帯かどうかは、お住いの自治体によって年収基準が異なります。こちらのツールではご自身が住民税非課税世帯かどうかを無料ですぐに確認できます。
・住民税非課税世帯の年収条件チェッカー
・【年金受給者用】住民税非課税世帯チェッカー給付金の時期 | いつになる?
給付金は見送りとなりました。
給付方法について | 申請は必要?
給付金は見送りとなりましたが、今後給付金がある場合申請なしでマイナンバーと預貯金口座を紐付けた公金受取口座に振り込まれることが想定されています。自身がどの口座を登録しているのか確認する方法などを、イクハクの公金受取口座にまとめましたので、気になる方はご確認ください。
留意点
給付金の物価高対策の代替案として、ガソリン減税・電気やガス料金の補助などが協議されています。今後の国会を注視しておきましょう。
よくある質問Q&A
2万円・4万円の現金給付は実施されますか?
高市首相の就任会見で実施見送りが発表されました。今後は別の物価高対策が検討されます。
代替の支援策はありますか?
ガソリン税の暫定税率廃止、電気・ガス料金の補助、給付付き税額控除の設計促進、食料品の軽減措置の拡充などが議論されています(詳細は今後の国会審議によって確定)。
代替案の今後のスケジュールは?
秋の臨時国会以降に具体案が示される見込みです。政府発表・省庁資料の更新を確認してください。子育て世帯に関連することはイクハクでも配信していきます。
子育て世帯が今すぐ確認できる既存支援は?
児童手当の拡充、住民税非課税世帯向けの各種支援、高校無償化など既存制度があります。お住まいの自治体ページやイクハクの制度ページで最新情報をご確認ください。
まとめ
この給付金案は10月21日の高市首相の会見で見送られることが決定しました。ガソリン税の減税をはじめ、別の物価高対策が推進されていくようです。また確保されていた予算は、病院インフラの赤字の補填などに利用するそうです。最速の情報更新はYoutube・TikTokで行っていますので、チャンネル登録をお願いいたします。
Written by 安木 麻貴
社会福祉士。行政窓口での相談員経験や、ひとり親家庭を支援する当事者団体でも現在活動中。特に子育て支援制度に精通し、「イクハク」執筆・監修者として、制度情報の正確な発信に取り組む。YouTubeやTikTokでは、最新の給付金や支援制度を分かりやすく解説し、保護者目線での配信内容が多くの子育て世帯から信頼を得ている。