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子育て支援累計想定額の推移(2022年度~最新)

本定点調査では、「子育て支援累計想定額」の推移を通じて、少子化対策として実施されている国の子育て支援制度の制度水準の変化を金額ベースで可視化しています。

最終更新日:2026年4月7日

1.定点調査の概要

調査開始年:2022年度
調査主体:イクハク一般社団法人日本子育て制度機構
総括コメント:山縣文治氏(大阪総合保育大学 特任教授)
調査頻度:年1回
対象:全国平均を想定したモデル世帯
目的:制度変化の「量的把握(総額)」

子育て支援累計想定額とは

本指標は、その年度に子ども(第一子)が生まれた家庭が、妊娠期から大学卒業までに受けることが想定される公的支援制度の累計額を算出したものです。
本調査では、子育て支援制度の拡充が進んだ2022年を基準年とし、以降の制度水準の変化を比較できるよう設計しています。

・恒常的に実施されている制度のみを対象
・単年度限りの臨時給付は含めない
・世帯モデルを固定し比較可能とする

2. 年度別 公的支援総額の推移(サマリー)

2-1.基本世帯モデル(両親+子ども2人)

年度 累計支援額(目安) 前年比 主な要因
2022 約1,947万円 調査基準年
2023 約1,983万円 +36万円 出産一時金の拡充
妊婦のための支援給付金の新設
2024 約2,055万円 +72万円 児童手当の改定
2025 約2,069万円 +14万円 育児休業給付金の改定

2-2.多子世帯モデル(両親+子ども3人)

年度 累計支援額(目安) 前年比 主な要因
2022 約3,198万円 調査基準年
2023 約3,252万円 +54万円 出産一時金の拡充
妊婦のための支援給付金の新設
2024 約3,726万円 +474万円 児童手当の改定
2025 約3,903万円 +177万円 育児休業給付金の改定
大学無償化の改定

2-3.ひとり親世帯モデル(母親+子ども2人)

年度 累計支援額(目安) 前年比 主な要因
2022 約3,636万円 調査基準年
2023 約3,695万円 +59万円 出産一時金の拡充
妊婦のための支援給付金の新設
2024 約3,835万円 +140万円 児童手当の改定
2025 約3,862万円 +27万円 育児休業給付金の改定

※児童扶養手当の金額は毎年変動しています

3. 推移グラフ

3-1.基本世帯モデル(両親+子ども2人)

基本世帯モデル(両親+子ども2人)の推移グラフ

※金額は各年度時点の制度内容に基づく想定値です

3-2.多子世帯モデル(両親+子ども3人)

多子世帯モデル(両親+子ども3人)の推移グラフ

※金額は各年度時点の制度内容に基づく想定値です

3-3.ひとり親世帯モデル(母親+子ども2人)

ひとり親世帯モデル(母親+子ども2人)の推移グラフ

※金額は各年度時点の制度内容に基づく想定値です

4.総括・山縣文治氏による調査結果の考察

大阪総合保育大学 特任教授 山縣 文治

山縣文治

ベスト育児制度賞 審査員長 / 大阪総合保育大学 特任教授

企業経営の分野で使われてきたPDCAという言葉が、一般的にも使われるようになりました。専門用語のように聞こえますが、ほとんどの取り組みは、PDCAに基づいています。
たとえば、家計の管理を考えてみましょう。現在の収入や将来の支出を分析して、人生設計をし(P)、生活を営む(D)、計画通りに物事が進んでいるかどうかを振り返って(C)、必要があれば修正し、新たな生活を営む(A)、誰もPDCAを意識しませんが、PDCAそのものなのです。
イクハクの示す子育て費用モデルは、関連する行政施策の紹介コンテンツを含め活用することで、子育て世帯のPDCAを考える重要な資料となります。是非、ご活用ください。
[更新日:2026年3月20日]

山縣文治氏のプロフィール・主要公職歴を詳しく見る

5.各年度の制度改定・新設まとめ

2022年度
育児休業給付金改定
2023年度
出産育児一時金制度改定
妊婦のための支援給付金の恒久化(旧称:出産・子育て応援給付金)
2024年度
児童手当制度改定
児童扶養手当制度改定
2025年度
児童手当制度改定
高等学校等就学支援金の恒久化
高等教育の修学支援新制度の改定(多子世帯)

6.各年度詳細ページへのリンク

7.調査の位置づけ・注意点(定点用)

本定点調査は、制度の優劣や政策評価を目的としたものではありません。
各年度における制度内容をもとに、受け取ることが想定される支援額を整理した参考情報です。

8.本調査の引用・利用について

本調査内容は、出典を明記いただくことで、新聞・Webメディア・報道記事・サイト等に自由にご利用いただけます。

出典表記例
「一般社団法人日本子育て制度機構のイクハクの調査によると」

※本調査データの一部引用・再編集を行う場合は、調査年次および調査主体を必ず明記してください