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【体験談】生活保護 生活が限界|所持金0円…受給を決断した日のこと

監修者:安木麻貴(社会福祉士)
生活保護や子育て支援制度に関する相談支援の知見をもとに、本記事の内容を確認しています。

この体験談の要約

・所持金0円まで追い込まれた30代男性が、限界の中で生活保護を決断した実話
・「まだ大丈夫」と思い続けて動けなかった心理と、その崩れた瞬間
・申請後に得られた安心と、生活を立て直すまでの変化

体験者プロフィール

・年齢:35歳
・性別:男性
・世帯構成:一人暮らし
・地域:大阪府内
・収入:0円(無職)
・受給額:約11万円(家賃込み)
・状況:失業後、再就職できず貯金枯渇

受給前の状況を教えてください

「まだいける」ずっとそう思い込んでいました。
仕事を辞めてからも、なんとか次が見つかるやろうと軽く考えていたんです。
でも現実は違いました。
書類で落ちる。面接に行っても結果が出ない。時間だけが過ぎていき、収入はゼロのまま。
最初は貯金で生活していましたが、それも少しずつ減っていきました。
食事の回数を減らし、電気も極力使わない。
それでも、「まだなんとかなる」と思っていたんです。本当は、もう限界に近づいていたのに。

申請のきっかけは何ですか?

決定的だったのは、ファミマのレジに並び、財布の中身を見たときでした。小銭しか残っていなかった。
通帳の残高も、ほぼゼロ。その瞬間、頭の中が真っ白になりました。「これ、ほんまに終わるな」ようやく現実を受け入れました。
それまでは、「まだ大丈夫」「もう少し頑張れる」と自分に言い聞かせていました。
でも、その日は違いました。
「もう無理や」
そう認めたとき、初めて生活保護を決断しました。

実際の申請の流れを教えてください

役所に行くのは正直怖かったです。「こんな状態になるまで何してたんやって言われるんちゃうか」そんな不安がありました。
でも、実際は違いました。担当の方は、淡々と話を聞いてくれました。
・現在の収入
・貯金の状況
・生活費の内訳
・仕事探しの状況
一つずつ確認されていきました。そして、こう言われました。
「この状況であれば、申請可能です」
その言葉を聞いたとき、張りつめていたものが一気に抜けました。
申請書を提出し、ケースワーカーの訪問を経て、約2週間後に受給が決定しました。

▶ 窓口で困らないために。生活保護の仕組みと申請の流れを完全解説

受給後はどう変わりましたか?

受給が決まったとき、最初に感じたのは「安心」でした。それまでは、「明日どうするか」だけを考えていた生活。
でも今は、「これからどうするか」を考えられるようになりました。「明日が楽しみ」という感覚を持ったのは本当に何年振りかのことです。
食事もちゃんと取れるようになり、生活のリズムも戻ってきました。
気持ちにも余裕ができて、少しずつ前向きになれています。今は、無理のない形で仕事探しを再開しています。

「限界まで我慢する必要はなかった」

所持金がゼロになるまで動けなかったのは、自分の中の意地や思い込みでした。
「まだ頑張れる」「頼ったら終わり」そう思っていたけど、実際は違いました。
生活保護は、限界の人だけの制度じゃない。本当に困っている人が、生活を立て直すための仕組みだと思います。
もっと早く知っていれば、あんなに追い込まれなくて済んだと思います。

編集部コメント(社会福祉士より)

生活保護の相談が遅れる理由として、「まだ大丈夫」という自己判断が挙げられます。
しかし、生活が破綻する直前ではなく、困難を感じた段階で相談することが重要です。
今回のように、
・収入が途絶えている
・預貯金がほぼない
・生活費の支払いが困難
といった場合は、受給対象となる可能性が高い状態です。また、相談すること自体に制限はありません。
「申請するかどうか迷っている段階」でも、早めに窓口へ行くことが大切です。

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イクハクでは生活保護の条件・金額・申請方法の解説や、生活保護に関するよくある質問にお答えしています。申請の前にチェックしてみてください。

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