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【体験談】生活保護 生活が限界|もう無理だと思った私が相談に行った理由

監修者:安木麻貴(社会福祉士)
生活保護や子育て支援制度に関する相談支援の知見をもとに、本記事の内容を確認しています。

この体験談の要約

・「もう無理」と感じながらも相談できなかった30代女性の葛藤
・限界を自覚した瞬間と、初めて窓口に向かった心理の変化
・相談したことで見えた選択肢と、生活が立て直せた実例

体験者プロフィール

・年齢:32歳
・性別:女性
・世帯構成:一人暮らし
・地域:大阪府内
・収入:月約6万円(パート)
・受給額:約10万円(差額支給+家賃扶助)
・状況:体調不良で勤務日数減少・生活困難

受給前の状況を教えてください

「もう無理かもしれない」そう思うことが増えていました。
もともとはフルタイムで働いていましたが、体調を崩してからはパートに変更。
収入は月6万円ほど。家賃と生活費でほとんど消えてしまい、毎月ギリギリの状態でした。
それでも、「まだ働いてるし大丈夫」と思い込んでいました。でも現実は、どんどん厳しくなっていく。
食費を削り、外出も控え、必要最低限の生活にしても足りない。それなのに、「相談する」という選択肢だけは避けていました。
理由は、自分でもよく分かりませんでした。
ただ、「まだ頑張れるはず」という気持ちがあったんだと思います。

申請のきっかけは何ですか?

きっかけは、ある日の朝でした。起き上がろうとしたとき、体が動かなかったんです。
疲れなのか、体調なのか、とにかく何もできない。そのまま布団の中で、しばらく動けませんでした。
「このまま働けなくなったらどうするんやろ」
投げやりな気持ちにもなりましたが、時間が経つにつれ冷静になり、初めて怖くなりました。
今までは、「何とかする」と思っていた。でも、その日は違いました。
「もう無理や」
そうはっきり感じたんです。
その瞬間、やっと「生活保護窓口に相談に行こう」とふっきれました。私は幸せになりたいのに、このままやと幸せになられへん。手段があるならしがみつこう。
そんな気持ちになったのがきっかけです。

実際の申請の流れを教えてください

役所に行くのは、正直かなり勇気がいりました。
「こんなことで相談していいんかな」
「もっと大変な人がいるんちゃうか」
こんな感情が出てきそうになりましたが、もうふっきれている私は1周まわって堂々としていたと思います。窓口では普通に話を聞いてもらえました。
・収入の状況
・体調のこと
・生活費の内訳
・今の困りごと
一つずつ丁寧に確認されていきました。そして言われたのが、
「今の状況であれば、生活保護の対象となる可能性があります」という言葉でした。
その時、初めて「ふっきれて相談してよかった」と思えました。正直、うれしくてか、安心してか、足が震えていましたね。
申請はそのまま進み、ケースワーカーの訪問を経て、約2週間で受給が決定しました。

▶ 窓口で困らないために。生活保護の仕組みと申請の流れを完全解説

受給後はどう変わりましたか?

生活保護を受けてから、まず変わったのは「気持ち」でした。それまでは、「どうやって乗り切るか」ばかり考えていた。追われている感じというか。
でも今は、「どうやって立て直すか」を考えられるようになりました。追う側ですね。この違いは本当に大きい。
生活が安定したことで、体調も少しずつ回復してきました。
無理に働くのではなく、自分のペースで生活を整えることができています。焦りがなくなったことで、前向きな気持ちになれました。

「“もう無理”と思ったときが、相談するタイミングだった」

私は、限界になるまで動けませんでした。「まだ大丈夫」「もう少し頑張れる」そう思い続けていたからです。
でも、本当はもっと早く相談してよかった。
生活保護は、完全に崩れる前に使う制度でもあると思います。「もう無理」と感じたその時が、一番大事なタイミングなんだと今は思っています。

編集部コメント(社会福祉士より)

生活保護の相談は、「限界を超えてから」ではなく、「限界を感じた時点」で行うことが重要です。
今回のように、
・収入が最低生活費を下回っている
・体調不良で就労が難しい
・生活費の確保が困難
といった状況では、支援の対象となる可能性があります。また、「相談すること」に遠慮は必要ありません。
制度は、困っている方の生活を守るためにあるからです。

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イクハクでは生活保護の条件・金額・申請方法の解説や、生活保護に関するよくある質問にお答えしています。申請の前にチェックしてみてください。

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